特定非営利活動法人
こがねい子ども遊パーク
2017年度前半 小金井市冒険遊び場事業 活動報告
★あそぼーさい
開催日時:9月5日(火)~9日(土) 15:00~16:30(土曜日は10:00~)
開催場所:いけとおがわプレーパーク・くじら山プレーパーク
~遊び場を通して防災力をつける~
プレーパークは地域の子どもや大人にとって「遊び」の場だけではなく、時には地域で助け合うための繋がりの場や新たなことを知る場としての存在となることが出来ます。今回は、このプレーパークはどんなきっかけになれるだろうかと、リーダーで話しながら企画したイベントでした。突然やってくる「もしも」の時に「いけとおがわプレーパークでやっていて良かった」「くじら山プレーパークでやったことがあるよ」という経験の1つになれたら嬉しいですね。
【こんなことをしました】
ビニール袋と廃材で足の保護を作りました。災害時に汚れや瓦礫から足を守ることが出来ます。どう縛ったら足が安定するのかも、子ども達は自分でやってみながら感じ、微調整していました。実際に瓦礫を想定して、歩いてみました。「やったことがある」という自信が、いざという時に心の支えになります。
新聞紙で食器を作りました。最初は難しかったけれど、みんなだんだんとコツを掴みしっかりとしたものを折れるようになりました。出来るようになった子は、自然とまだできない子に教えてあげていました。その他、身体に巻いて防寒着も作りました。新聞紙は実はとってもあったかいのですよね。
こちらは、防災食の試食です。自分達でお湯を入れて作りました。出来上がったお粥を、恐る恐る試食しました。コップも新聞紙で作りました。ビニール袋を中に敷けば、お茶のような液体も入れることが出来るのです。ここに在るもので準備して、しっかり食事が出来ました!楽しい思い出と一緒にこれからもきっと覚えていますね。
小金井消防署の協力により、放水体験を行いました。やってみると普段のホースでの水遊びとは比べものにならない水圧に、油断が出来ず、身も心も思わず引き締まりました。消防士さんはもっと強い威力で火を消しているのだから、凄いですよね。参加した子の中には、なんと消防士さんになるのが夢という子ども達もいました。そこでせっかくなので少しだけ、消防士さんに質問タイムを設けてもらいました。普段なかなか聞けない話に、子ども達は興奮気味。大人からも質問が飛び交い盛り上がりました。急なお願いでしたが、快く引き受けてくださった消防士さん、ありがとうございました。子ども達の夢が、将来叶うといいですね!
みんなが楽しみにしていた、焚火でのご飯焚きです。思い思いの容器を持ってきました。本当にご飯が炊けるのか、水加減はどうなのか、最初はみんな不安でしたね。蓋が透明の鍋を持ってきた人がいたので、みんなでお米が炊ける途中の様子を見ることが出来ました。こうやって炊けるんだね、感動。「火の面倒を見る」といいますが、ここから、火の強さを加減する大切さをみんな感じたようでした。
災害時を想定した話が友達や家族と出来るよう、このような寄せ書きコーナーも作ってみました。「新聞紙があったら何が出来るだろう」「物がなくても遊べる遊びは何だろう」と考えたり、日頃から話をするための1つのきっかけになりました。
報告:ゆー(遠藤)
★9月 野外の親子ひろば「いちご」
開催日時:9月14(木)10:30~12:00
開催場所:いけとおがわプレーパーク
9月の「いちご」は、お月見だんご作りと工作をしました。去年まで毎年秋雨で中止だったのですが、今回は朝から晴れ、実施できて良かったです。17組の親子が集まりました。初めに絵本を見ながらお月見の話をして、「出た出た月が~」と「月」をみんなで歌いました。
次に紙コップに折り紙や落ち葉で耳を貼りつけて、ウサギの工作をしました。すぐにかわいいウサギができました。
続けて、だんごを丸める作業をしました。「うちでもよくだんご作りをするんです。」と母親が言う通り、慣れた手つきでいくつも好きな形を作っていく男の子がいました。
手のひらでコロコロ丸めたものだけでなく、ハートや月や星、ネコ、新幹線など色々な形がありました。
お湯を沸かした鍋にたくさんのだんごを入れ、浮き上がってくるのを待ちます。
だんごができるまで滑り台やブランコ、ままごとなどで遊びながら、ゆっくり待ってもらいました。
だんごが茹で上がり、餡子、みたらしあん、黄な粉をつけてみんなで食べました。「おいしかった。」「こんなに食べると思わないほど食べた。」とみな満足そうで、午後も残って遊んでいく親子もいました。
次回10月の「いちご」は10月12日(木)にどんぐり工作とミネストローネを作る予定です。
報告 松下(リンダ)
★いけとおがわ・くじら山 大掃除
開催日時:7月25日(火)~28日(土)
開催場所:いけとおがわプレーパーク・くじら山プレーパーク
今年も夏の大掃除を各プレーパークで実施しました。
ぐずつく空模様に人出や開催が心配されましたが、遊び場の環境に興味・関心をもって集まってくださいました皆様のご協力のもと、無事に作業を終えることが出来ました。ありがとうございました。
【いけとおがわプレーパーク】
池は雨で流れ込んだ土砂、松ぼっくりや落ち葉が堆積します。子どもたちが釣りや筏のりなど水遊びで中に入ると、かくはんされて悪臭がしたり、うっかり落としたり投げ込んだりした道具や石は池の底に沈んで捜索困難に。見えない沈下物で怪我をする事も考えられます。そこでかい掘りをしました!
プレーパークのリーダーから参加した皆さんに感謝して、次のような👑賞を考えてみました。
1日目。下池の水が引き始めたら、バケツリレーで生き物プールに水を張って、ザリガニ、魚たちの救出開始です!
👑力を合わせたで賞。
「ザリガニ捕り放題」という誘いにつられ、子ども達は泥んこ池に躊躇しながらも次々に入って取り始めました。
今年も学芸大学からお借りしたスコップやレーキを使っての重労働。あのテレビ番組企画のように業者さんの道具があったら、なんて思いながらでしたが、
👑普段から準備や片付けを買って出て楽しんでいる小学生、頼もしいで賞!
👑軍手をはめて思い切って入ってみたら、あら不思議、お昼そっちのけで熱中賞。
👑数を競い合う男児2人、捕獲したザリガニは合わせて100匹!周りが一目置く圧巻の捕獲高で賞。
2日目、3日目は、上の池。
👑排水用のホースは短くてマンホールまで届きません。効率よく水抜きしたい!ので、作っちゃいました!ピタゴラスイッチ風で賞!?大成功。
👑水かさが子どものすねまで減って動きやすいけれど、丘に掻き出すのは一苦労。子どもたちも泥や石を運び上げるのにそりを用いて工夫していました。賢いで賞。
ずっと掃除も途中で飽きちゃうでしょう?!遊びを取り込みながら。
👑幼児さんたち、広~いお池に小っこいBB弾が浮遊しているのを見つけて、熱心に拾い集めていました。
根気があるで賞。
👑泥んこ作業の傍らで、シャワーを掛け合う子どもたち。仕舞いに寒いで賞。。。
日ごろから遊びによく来る小学生を始め、かい掘りに興味を持ってくれた幼児親子、見学がてらお手伝いくださった方、みんな一心不乱にはげみました。
👑見ていて気持ち良いで賞。
いよいよ大詰め、仕上げのもうひと踏ん張り、土嚢詰めです。
ここ数年は掻き出した泥を土嚢にして、えぐれた淵の補修や土砂が流れ込むのを防ぐために使っています。今回もたくさん作って並べて、作業終了しました。
👑3日間、適度に遊びつつも、きっちり掃除を果たした小学2年生の男女。
文句なしの皆勤賞。
3日間、お昼には持ち寄った野菜で鍋を作りみんなで食べました。
👑炊き出しのお手伝いは、乳幼児の親子広場で活躍中のボランティアグループ、ストロベリーズさん。美味しかったで賞。
👑今年も先陣を切って池に入った胴長隊。
来年もまたみんなで頑張りましょう。
【くじら山プレーパーク】
学芸大の池の大掃除大作戦に続き、くじら山もおそうじイベント、
みんなに呼びかけゴミ拾いをしました。ご協力ありがとうございました。🙌💕👏
午前中は野川沿いを歩いてゴミ拾い。
子どもたちと虫や草花を観察しながら、ゆっくり進んでいきます。
川の中を歩くと草などに引っ掛かったゴミをいくつか見つけました。
子どもたちはお魚やザリガニの方が気になり、「何かいないかな?」
帰り道、大きな葉っぱでお面を作ったり、傘にしたりしておもしろかったね。
お昼に豚汁を配りました。
午後は原っぱや林の中をみんなで一斉に歩き回ってゴミを集めました。
布団の大物も見つかったよ。
「僕たちはこんだけ拾ったんだ。」
ご苦労さまでした。
7月の「いちご」は、七夕の飾り作りと流しそうめんをしました。前の週から雨の日が多く天気を心配しましたが、晴れて朝から暑くなり、43組と大勢の親子が集まりました。初めにボランティアのお母さんたちのウクレレとリコーダーの合奏に合わせて、「たなばたさま」の歌をみんなで歌いました。
★7月 野外の親子ひろば「いちご」
開催日時:7月6(木)10:30~12:00
開催場所:いけとおがわプレーパーク
次に七夕飾りの折り紙工作をしました。輪飾りやあみ飾り、ちょうちんなどを作り、大きな笹に飾りました。
ままごとや滑り台などで遊び、後から工作をした親子もいました。
二つに割った青竹がセットされて、流しそうめんをする準備が整いました。竹の両側に親子で並び、流れてくるそうめんを待ちます。うまく取れなかったり、なかなか流れてこなかったりしましたが、子どもたちはそうめんが流れてくるのを真剣なまなざしで待っていました。
人数が多かったので分かれて順番に流しそうめんに参加してもらいました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
「お腹一杯になった。」「おいしかった。」と喜んでいる様子にホッとしました。
食後に、飾りをつけた笹を持ち帰る親子が何組もいてうれしかったです。
8月の「いちご」はお休みです。
次回は9月14日(木)にお月見団子作りと工作などをする予定です。皆さん、楽しい夏休みをお過ごしください。
報告 松下(リンダ)
6月の「いちご」はシャボン玉遊びをしました。当日は良く晴れ、28組の親子が集まりました。
始めにみんなでシャボン玉の歌を歌いました。それから手遊びの「グーチョキパー」でかたつむりを作って、リーダーを先頭に「かたつむり」の歌を歌いながら歩きました。
★6月 野外の親子ひろば「いちご」
開催日時:6月15(木)10:30~12:00
開催場所:いけとおがわプレーパーク
次に、モールやストローを細工してシャボン玉吹きを作り、石けん液につけて吹いてもらいました。小さい子は上手に吹くのは難しかったようですが、お母さんがそーっと吹くとシャボン玉がたくさんできました。親子で向かい合いながらシャボン玉を吹く様子は微笑ましかったです。
また、毛糸を巻いたハンガーなどを使って大きなシャボン玉作りに挑戦しました。一瞬大きなシャボン玉ができてもすぐに消えてしまい、何度か試してみたけれど残念ながら結局うまくいきませんでした。
そのうち、子どもたちの関心はシャボン玉遊びから滑り台に移りました。滑り台の斜面を下から上へ、裸足になって「よいしょっ、よいしょ。」と上って行きます。
年齢の大きい子が先頭で上り切ったことから、他の年少の子たちも触発されてチャレンジし、上ることができました。
今回、野外調理はありませんでしたが、参加者の半分くらいの親子がお弁当を一緒に食べ、ゆっくり過ごしていきました。
次回は7月6日(木)に七夕飾り作りと流しそうめんなどをする予定です。お楽しみに。
★遊びSHUKAN
開催日時:5月16日(火)~20日(土)
開催場所:いけとおがわプレーパーク・くじら山プレーパーク
【いけとおがわプレーパーク】
遊びSYUKANイベントとしてペンキ塗り、クレヨン、チョークでお絵かきの他、玉ねぎの皮で染め物をしました。
イベントと知らずに来た来場者が多かったですが、一度帰って汚れてもいい服装に着替えた小学生や、そのままでOKという親子など、たくさんの方がペンキ塗りに参加しました。
普段はできない刷毛やローラーを使ったり、中には手を使ってそのまま描いてくれた子もいました。
黄色やピンク、オレンジ、黄緑、次々とボードがカラフルに塗られていきます。
そのまま彩り良くいくと思いきや、ローラーでザーッと上からなぞり、あっという間に混濁した色になるなんてこともありましたね。
水曜日には大型滑り台をみんなで塗りました。塗る箇所がたくさんあって塗り甲斐がありましたね。
木曜日は途中から大雨になり、塗ったところが乾かず、滲んでしまい困りました。
染め物は親子に人気でした。
布にビー玉を包み輪ゴムでとめてテルテル坊主にする模様作りは、幼児も簡単に楽しんでできました。
小学生は ビー玉を数個くるんだり、布を折って割り箸で挟んだりと複雑な模様作りに挑戦しました。
媒染液を2種類用意したので、黄色とオリーブ色に染まりました。
こちらはクレヨンのお絵かきボードです。
この他、大きな黒板にチョークで建物や大きな船など板面一杯に描いた子もいました。
最後に輪ゴムを取って模様の出来栄えを見る瞬間はとてもドキドキしますね。
2回染め物に来た小学生や、幼児と一緒に染め物を楽しんだ保護者もいました。
【くじら山プレーパーク】
イベントとしてクレヨン、チョークでお絵かきの他、玉ねぎの皮で染め物をしました。
チョークでお絵かきのコーナーでは、表も裏もあっという間に子どもたちの絵で一杯になりました。
その他段ボール工作で作ったものにクレヨンで色付けしました。
ロボットや猫などの動物シリーズ、なぜかごみ箱などが出来上がりました。
ロボットを持ち帰るのは大変だったでしょう。
くじら山プレーパークでも染め物は人気でした。
玉ねぎの皮持参で来てくれた小学生もいましたね。
模様作りが終わると、しばらく焚き火でマシュマロやウィンナーを焼いて食べたり、ハンモックなどに乗って遊びました。
親子もたくさん参加して大賑わいで、同じものは1つもない、素敵な布がたくさん染め上がりました。
★5月 野外の親子ひろば「いちご」
開催日時:5月11(木)10:30~12:00
開催場所:いけとおがわプレーパーク
5月の「いちご」はボディペインティングをしました。10組の親子が集まり、初めに「小鳥の歌」、「カエルの歌」をみんなで一緒に歌いました。
よく晴れて日差しが強かったので、木陰の場所を準備しました。画用紙に手形を押すように勧めると、子どもはボディペインティング用の絵具を刷毛や手に付け、自由に紙一杯にペイントしてくれました。
次に、大きめの白い布を広げて子どもたちに描いてもらいました。裸足になって絵の具をつけ、布の上を歩くように描きます。
水を触っているのが気持ちいいほど外は暑くなってきました。
子ども達は手を水で洗っているうちに、いつのまにか水遊びに発展していました。
手が汚れるのがいやでペイントしない子もいたけれど、したくないことはしなくても大丈夫です。
後から来た親子も混ざります。
初めからずっと絵具で遊んでいる幼児のお母さんは「うちはこういう遊びが大好きなんです」と笑顔で言いました。また、別のお母さんが「絵具が付いてもいいつもりで白い服で来ました」と娘のTシャツにちょんと色付けすると、幼児も嬉しそうに色を足していました。
味噌汁ができ、手を洗ってみんなで食事しました。ペインティングの後、剣玉で遊び、仲良くなった幼児たちもいましたね。
次回は6月15日(木)にシャボン玉遊びなどをする予定です。
報告 松下(リンダ)